遠投釣りは嫌いやねん。

鯉太朗

2010年09月15日 14:00

月曜日の夕方、PM5:00。

大物釣り師の実さん企画、亀津沖ケーソン一泊釣行に行って参りました。
実さんの弟も加わり、計三人。

まずは日暮れまでヘビーなジギング。
でも夏のヘビージギングは、相も変わらず全然ダメ。
なんでだろね?

体力も気力も使い果たしたPM7:00過ぎ・・・
奴を狙って足元狙い。
で・・・ 奴はいきなり釣れたのだぁ~の、約1キロ


続いて・・・ 何故か、ガス臭い奴。

キントキやヨスジフエダイなどがパタパタっと連発。

今宵は入れ食いぞ!! と思うも・・・
どうした訳かPM8:30を廻った頃から全くアタリが無くなってしまった。

沈黙の海。

たまに、遠投放置プレイの石鯛竿にアタルも、シガテラ毒魚。

どうせ食えねぇ。 そのまま三枚に卸し、エサとなる。

ど遠投の60メートル地点。
PM11:00頃に、シェイクスピア石鯛がブチ曲がるアタリに眼が覚める
慌ててやり取りするも、根に潜られジ・エンド
亀津沖堤防は難しい。
遠投しないと釣れないし、アタリがあっても根ズレでブチ切られるし、
根掛りは多いし・・・

だいたい、「遠投釣りは嫌いやねん!!」

あまりにもの根掛りの多さに嫌気が差し、ビールと酎ハイの自棄飲み。
チキショー バカヤロー コンニャローとぼやきつつ  Z Z Z z z z ・・・

夜明け。

さあ、まずはやっぱりデカバン狙いのジギングだよねと、激投ジグ85gをブン投げる。
で、やっぱり全然ダメ。
もうカンパチの季節に入ってるんとちゃうのんけ?

やがて日が昇ると暑さにやられ、だんだん体力の限界を感じ、続いて生命の危機を感じリタイア。

う~ん、たまらん。
死んでまうわ と、今度はライトなジギングにチェンジ。

35グラム、ムーチョルチアで遠投⇔着低⇔ジャカジャカ巻きを繰り返す。
と、一シャクリ目にゴンッ!!
でも全然引かない、重たいだけ。  ん!? ひょっとして石か???

やがて水面に現れた魚の正体は、スワシン
やったね! 今夜はバラハタの刺身が食えるよの 約1キロ。  サイズはテキトー。 

奄美でスワシン、鹿児島ではアカジョと呼ばれる高級魚。

その後もルアーを投げ続けていると、やがて足元にスマガツオの群れが廻ってきた。
ちいさな雑魚の群れを襲っているようだ。

チャンス到来!!
ルアーに全く反応しないので、ここはフカセで。

でも今年のスマは、オキアミになかなか反応しないらしくて苦戦。
あの手この手で攻めるも、全くダメ。 

なんでやねん・・・

とここで、グルクンブラザーズの 「カイワリが廻ってきたよ」 の声。
(この兄弟。大物を全く釣る気配が無いのでグルクンブラザーズに呼び名が変更・・・笑)

おぉっ!! 確かに、グルクン狙いのカゴ周りに、カイワリらしき魚が2~3尾見える。

ライトジギングタックルに自作タコベイトジグをつけ底まで落とす。
ハイピッチで 「シャクリ」 「止める」 を繰り返すと、なんとカイワリが追いかけてきた。
でももう一歩の所で喰わず。
ん~・・・ 自作タコベイトは見切られたようだ。

こうなりゃてんで、亀津沖ケーソンで信頼と実績のあるジグ・ムーチョルチアの出番だね!!

着低後、おもっくその超高速ハイピッチでジャカジャカ巻き。
するとカイワリが追いかけてくるのが見えた。
すかさずジグを、水面下でビタッと止める。

ぱくっ!・・・ 続いてリールのドラグがウナル。 この瞬間がシビレルねぇ!!
  
ミッション、第一段階成功!! ジギングのサイトフィッシング

暴れ倒すカイワリを、華麗なロッドワークで軽くいなす。 ← カッコいい~

数分で浮いてきた魚を、島一番のタモ入れ職人が横で待ち構える。

グルクンブラザーズ(兄)・・・  無事タモ入れ成功で、ミッション完遂!!
ナンヨウカイワリ   2.85キロ  サイズはテキトー

シマノ セフィア86MH
07ステラ2500スプール PE1号 リーダーフロロ5号 ムーチョルチア35g

で何故か釣った私じゃなく、グルクンブラザーズ(兄)が持っての記念撮影。


あ~、おもろかった。
もうこれで 「釣りは満喫」 という事で。
フカセは全然釣れないし、日差しはきついし、風は吹かないし・・・ もう熱射病寸前。
AM11:00、勇気ある撤退。

グルクンブラザーズの釣果。
あれっ!? 大物は・・・???  グルクンばっかりやーーーん(笑


帰りのサミー号。


持ち帰った私の釣果。


夕方。
釣った魚とビールをぶら下げ、イトコん家に。
酒盛りなのだー

イセエビは、刺身&味噌汁に。
まずはボウルに作っておいた氷の上に、刺身を並べて冷やして食べる。
(大分食べてから写真を撮ってしまった)
そしてバラハタもお刺身で。
  

イセエビ。
氷で冷やすとこんなにも美味いのか!!と驚きの極上美味

そしてバラハタの刺身も・・・  おぉっ!!と、思わず唸る、こちらも超絶美味 

それからイセエビの味噌汁を食らいつつ、NHKの歌謡コンサートを観る喜び。

小田切千の司会がまたいいんだわ。

心に染み入る演歌に、美味い魚に・・・ う~ん、なんだろう。

「酒と泪と男と女」 ならぬ、「酒と魚と味噌汁と演歌」。

「生きてるってええもんやね」 と、しみじみ。

って俺ら、すっかり酔っ払いのオッサン化しとるがな




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